
『聖カタリナの神秘の結婚と聖人たち』(せいカタリナのしんぴのけっこんとせいじんたち、伊:Matrimonio mistico di santa Caterina d'Alessandria e santi)は、イタリアの盛期ルネサンスの画家、ロレンツォ・ロットによる油彩画で、1524年の制作年と署名が記されている。現在、ローマにあるバルベリーニ宮国立古典絵画館に所蔵されている。
ロットがベルガモで制作していた間、作品は、商人であったフェリーチェ・カソッティによって依頼され、聖母マリアの玉座に画家の署名がある。絵画はカソッティの息子の婚礼用寝室を飾っていたが、後にクイリナーレ宮殿に掛けられた。
1523年、ロットは、現在プラド美術館に展示されている作品である、夫婦の『マルシリオ・カッソッティと妻ファウスティーナの肖像』を描いていた。アレクサンドリアの聖カタリナの神秘的な結婚を描く本作では、ひざまずく聖カタリナは幼子イエス・キリストからバラをもらっている。バラは愛と殉教の象徴である。聖カタリナの左手には結婚指輪がある。帯から下がっているのは、キリストの名の書かれている財布である。帯には、天秤を持つ天使のいるメダリオンが描かれている。人物たちの周囲には、足元にライオンがいる聖ヒエロニムスが聖書のページを指で繰っている(左下隅)。聖ゲオルギウスは槍を持った騎士に扮している(左上隅)。その横の、聖母の背後に浮かんでいるのは、矢を持った聖セバスティアヌスである。 三つの金の球体と司教杖を持ったミラの聖ニコラウスは、鐘を持った修道士の聖アントニウスと話している(右上隅)。他の多くのロットの作品のように、人物像は動きに満ちているようである。
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