
フランツ・クサーヴァー・ヴィンターハルターによって1859年に描かれた「ベアトリス王女(1857-1944)、後のバッテンベルク公爵夫人ヘンリエッタ」は、ヴィクトリア女王とアルバート公の末娘との出会いに私たちをいざないます。現在、ロイヤル・コレクションに収蔵されているこの愛らしい肖像画で、王室の人々の肖像画の名手であったヴィンターハルターは、幼いベアトリスを無邪気な少女の姿で描いています。
白いサッシュとボンネットを合わせた淡いピンク色のドレスを身にまとい、優雅に立つベアトリス。バラ色の頬と明るい青い瞳を持つ彼女は、まるで人形のようです。ヴィンターハルターの細部へのこだわりは、複雑なレースの縁取りや、ベアトリスの小さな体を包み込むように踊るような繊細な布のひだによく表れています。柔らかな明るい茶色の背景が、王女の若々しい魅力をさらに引き立て、構図の中で彼女を紛れもなく中心的な存在にしています。
高さ0.511メートル、幅0.41メートルのこのカンバスに油彩で描かれた絵画は、単なる若い王女の肖像画ではありません。それは、子供らしさと、父と娘の優しい絆の本質を捉えるヴィンターハルターの技量の証なのです。
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